子どもの運動教室(体操教室)とは?

子どもの運動教室(体操教室)とは?

運動教室・体操教室と言われるとどんなイメージをお持ちですか?

今回は子どもの習い事の1つである、運動教室・体操教室についてお伝えします。

子どもの運動教室・体操教室とは?

「運動教室 子ども」「体操教室 子ども」

とネットで検索すると、

  • サッカーや野球、器械体操などのスポーツ種目・体育種目に特化した教室
  • 『〇〇能力を高める!』『スポーツ科学に基づく…』というキャッチコピーの教室

こういった教室が多く検索にヒットするのではないでしょうか?

 

「子どもに運動させたい…」「うちの子、どんくさいから何か習わせたい…」

と思って検索をした保護者の方の反応は2つのパターンに分かれると思います。

うちの子もこんなふうに、すごいことができるようになってほしい!

〇〇ができるようになるなんてすごい!うちの子にも習わせたい!

 

と感じる方と、

こんな難しそうなこと、うちの子にはちょっと無理なんじゃないかな…

ここまですごいことができるようになってほしいわけじゃないんだよな…

 

と感じる方。

保護者の方がお子さんにとって何が良いのかを検討して、どの教室に通わせるのか、または通わせないのかを決めていくと思います。

一般的な体操教室

一般的に多く見られる体操教室についてまとめてみます。

(多く見られる傾向であって、そうではない教室も存在すると思いますのでご了承ください。)

体操教室に通うことでできるようになること

大きく分けて2つのことをできるようになると売り出している教室が多いです。

  1. 運動能力が高まる
  2. 心を育てる

①運動能力が高まる

基礎的な運動能力の獲得、基礎体力作りが出来るといわれています。

1つスポーツだけでなく様々な運動を行うことで、基礎体力が高まり、体作りができます。

走る、跳ぶ、投げるなど、いろんな体の動かし方を学べるというのも、将来スポーツに挑戦するときに役立つでしょう。

 

また、『7つの能力』を向上させるという教室も多いです。

『7つの能力』というのは、『コーディネーション能力』と呼ばれるものです。

このコーディネーション能力は身体の発達の神経系の発達を促進させるものであり、

上手な身のこなしができるようになるために必要な能力として知られています。

(今回はコーディネーション能力の詳しい説明は省きます。気になる方は調べてみてください!)

 

体操教室では、こういった能力を伸ばすことで、運動能力を高めることができます。

②心を育てる

心を育てるというと大まかな話ではありますが、

『非認知能力』『自己肯定感』といった能力を育てることができると言われています。

非認知能力とは、学力テストなどで測れるIQや偏差値のように点数では測ることができない能力で、人生を豊かにする一連の能力のことです。

例えば、やり抜く力、目標に向かって頑張る力、自制・自律心、コミュニケーション能力などが該当します。

教室に参加することで、同世代の子どもと出会い、仲間と接することで、これらの力を伸ばすことができると言われています。

 

自己肯定感とは、「自分の存在には価値がある」と自分のことを肯定でき、自分自身を認め尊重できる感覚のことです。

他人の目を気にするのではなく、自分自身にどれだけ満足できているかどうか考えられる人は自己肯定感が高いと言われます。

子どもたちは体操教室に参加することで、初めてのことにチャレンジし、成功を経験することで、「自分はできる!」と自信を持ち、

挑戦を続けることで、自己肯定感を高めていくことができると言われています。

 

教室内容 

教室で行われるプログラム内容の多くは、マット運動や跳び箱、鉄棒など体育種目が中心となることが多いです。

その他にもトランポリンや縄跳び、ボール運動なども取り入れている教室や、サッカーやバスケットボールなどスポーツ種目を取り入れている教室もあります。

各プログラムは難易度を設定されていることも多く、簡単なものから難しいレベルのものまで、子どもの年齢や能力に合わせたプログラム提供をしています。

 

料金と時間

教室の規模や場所によっても金額は前後しますが、5,000円~10,000円/月のところが相場だと思われます。

少人数制や、個別レッスンがあるところは高くなる傾向があるようです。

週1回で、1回の時間は40分~1時間で開催しているところが多いです。

(あくまでも参考値です。)

 

対象年齢

最小で0歳児対象の教室もありますが、多くの場合、3歳児から小学生までを対象としている教室が多く見られます。

 

体操教室に通うメリット

幼少期から体操教室に通うことで得られるメリットは、前述の『体操教室に通うことでできるようになること』で述べたことと重複しますが、

やはり一番は、運動能力が伸びることです。

幼少期から運動経験をたくさん積むことで、将来の可能性が大きく広がります。

『ゴールデンエイジ』『プレゴールデンエイジ』という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

スキャモンの発達曲線という、身体の臓器や神経系の発達年齢をグラフ化した発達曲線のことです。

この曲線の中で、神経系の発達が著しい幼少期に運動神経が著しく発達すると言われています。

(ただ、これに関しては諸説あるので、ここでは詳しく言及するのはやめておきます…)

 

それはさておき、

幼少期から運動経験をすることで、小学校に入ったときの体育に繋がっていくこともメリットの一つですね。

小学校に入る前から、運動に対する苦手意識を取り除いておけると、小学校でのつまずきも軽減すると思います。

 

達成感、成功体験を積むことができ、心の成長につながるということも大切なポイントです。

子ども一人一人の能力に合わせた指導をしてくれることが多いため、「できた!」という達成感を味わいやすく、その積み重ねにより、子どもの心に、チャレンジ精神や粘り強さが芽生えてきます。

 

体操教室に通うデメリット

次に、体操教室に通うことで起こるデメリットについて考えていきます。

大きく分けて2つのデメリットがあります。

  1. お金がかかること
  2. ケガをする可能性があること

①お金がかかること

やはり習い事なのでお金がかかること致し方ないでしょう。

5,000~10,000円/月かかるので、それに見合っただけの効果が得られる教室であれば、価値はあると思います。

音楽(ピアノなど)の習い事と比べると安いとは思いますが、家計と相談して決めていきましょう。

②ケガをする可能性があること

身体を使う習い事なので、ケガをする可能性もあるかもしれません。

指導者は細心の注意を払って指導しており、しっかりとした指導者であれば危険管理も行き届いていると思うので、

よほどのことがなければ大きなケガはないと思いますが、

あくまでも可能性としてリスクがあるといったところでしょう。

 

Haporikiと体操教室との違い

私が開催している教室 Haporikiは『運動遊び教室』です。

体操教室で行うような体育種目ではなく、体育種目の前段階の身体の土台作りを中心に取り組んでいきます。

運動発達には身体の土台が必要不可欠です。

弱い土台の上にどれだけ体育種目の練習を積み重ねても、なかなか上達はしません。

強い土台を作ることで、その後体育種目やスポーツ種目などにチャレンジしたときに、素早く習得することができるようになります。

また、こういった身体の土台作りの運動を、遊び化して楽しみながら取り組めるようなプログラム提供をしています。

Haporikiの詳細はホームページをご覧ください!↓

http://haporiki.com/

 

また、Haporikiと体操教室の最大の相違点は、小集団での活動において、子どもが集団に合わせる場として捉えて指導することです。

指導者が子どもに合わせるのではなく、集団や場のルールに子どもが合わせることを方針としており、そうすることで社会性を育むことに力を入れているのが、最大の強みであり相違点です

運動の苦手さがあるお子さんはもちろんのこと、社会性に困り感があるお子さんにとっても、最大の効果が得られること間違いなしの教室です。

よければ一度体験にいらっしゃってください。どんなお子さんでも大歓迎です。